【ご注意】私は通関の専門ではありません.
あくまで今までの経験からバングラではこんな苦労があるよ,ということの一端をご紹介しています.
恐れ入りますが「今度○○をバングラに送ろうと思うが大丈夫か」「□□は持込で通関できるか」
といった個別のお問い合わせには対応できません.フォワーダー業者さんへどうぞ.
バングラで商売している人がだいたい苦労するのが通関ですね.
輸出する方はさておき,今日はバングラへ持ち込む際のあるあるを書いていきたいと思います.
1) 関税を調べるのがメンドイ
公式の関税については
JETROの関税制度のページにあるとおり,たくさんの関税があります.
なんとかTaxとかなんとかDutyとか.今までに持ち込んだ実績がない場合,
正式に調べるにはHSコードと商品詳細(原産国とか原材料とか)を持って役所で確認.これがメンドイ.
AかBか,判断が微妙な場合は高い税率が課される傾向にあると聞きました.
2) 真偽不明のTAXを払わされる
商業用の場合はもちろんですが,
個人宛のEMSとかDHLとかでも受取側に様々なTAXが要求されます
ハッキリ言って,この税金が正当なのか水増しなのかが分からない.
払わないと引き取れないので払ってますが...謎.
3) Legal wayとIllegal wayがあるけどどうする,と公然と聞かれる
公式税金レートを適用するとこれだけかかるが,
別ルートだとこれだけで済む.どうする?
ど,どうすると聞かれても
4) カルネが適用されない
バングラはATA条約に加盟しいていないので,カルネが適応されません.
参照:
カルネを使用できる国・地域別途,商品見本、展示会への出品物などの物品を一時的に持ち込む場合に,予定期間終了後
国外へ戻す条件で免税扱いの一時輸入通関ができる制度があるのですが,弊社スタッフいわく
「ものすごいメンドクサイ手続きが必要」だそうです.書類が山ほどいるらしいです.
手荷物で持ち込む撮影用カメラとかは小さいもの1-2個ならおそらく問題ありません,
機材が多い場合は事前にJ-VISA申請し,ハンドキャリー用のインボイスを持っていれば時間がかかっても通れるはず.
5) 意外と輸入ライセンスが必要
飛行機で手荷物として持ち込める程度のものとか,
個人宛の物品などはいいとして,商業用のサンプルなどを航空便でうっかり送ると
輸入ライセンスを求められたりして引き取りに苦労します.
場合によっては輸入代行業者などを使う必要があります.ご注意.
空港で見ていると,バングラ人が外国からお土産で持っているもので多いものの一つがTV.
最近はまだしも,10件くらい前は出稼ぎ帰りの人はもれなくというくらい,皆買ってきていました.
TVの持ち込みは一人一台,サイズによって税金額が変わります.
因みに航空会社によっても持ち込めるサイズ(例えばビーマンだと48”までなど)があるので要注意.
事前に確認することをお勧めします.
アルコールの持込については以前書いた気がするので割愛しますが,
私が言えることは万が一X線通されてもいいように紙パックとかペットボトルとかで持ち込もうぜ!
という事くらいですかね.あとはみんな上手くやってくれ…
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