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Neemの解熱作用

2011年08月06日 22:37

一昨日,スタッフが新聞(The Daily Star 2011/08/04付)を持ってきて渡してくれました.


真っ先に目に付いたのが一面のこの写真.

The Daily Star 2011/08/04より Photo by Rashed Shumon

キャプションによると,この2歳半の女の子は5日間熱に苦しんでいるけれど,シングルマザーである母親は十分や医療や日用品を与えてあげることができません.たくさんのバングラ人がより良い暮らしを求めて地方からダッカにやってきますが,その多くは夢叶わず,願ったような暮らしを手にできないのだと.

急成長する国の経済の一方では,まだまだこういった最低限の暮らしさえままならない人も大勢います.

ただ,スタッフがわざわざ新聞を持ってきてくれたのは,こういうバングラの現実を認識させる為,ではありません.

写真を見てお気づきの方もいるかもしれませんが,この女の子にかけられているのは,ニームの葉なのです.


キャプションには

―her mother can only afford neem leaves for her "treatment"―

とあります.薬を買えないので,せめてニームの葉が幼い娘にしてあげられる「治療」だと.


ニームには解熱作用があるとされています.

実際,民間療法では高熱やマラリアに対してニームの葉を煎じて飲むということが行われています.

このように新聞にも扱われている通り,一般的に普及しているようです.

ただ,やはりこのキャプションのニュアンスでは,薬が買えないのでせめてもの思いで,という感じが伺えます.

どれくらい解熱作用があるのか,効果の程は実証実績がまだ少ないですが,今後はもっと成分が解明されていつか医療品の材料として使用されることも,あるのでしょうか.


今,国内で3ヶ所にニーム原料のサプライ交渉をしていますが,さてどうなることやら.
因みに,この女の子はその後,Dhaka Medical College Hospitalで治療を受けることができました.

この新聞の写真が話題になり,大臣の格別の計らいにより治療が受けられたそうです(The Daily Star 2011/8/5付).

この女の子には11歳になる姉がいて,彼女はミルプールにある縫製工場で働いているそうです.

彼女の収入は月1,200TK.母親の収入は1,300Tk.

合わせて2,500TKの世帯収入は,500TKがスラムの家賃に,残りの2,000TKが生活費,主に食費となります.

母の願いはこの小さな女の子に教育を受けさせること.

まだまだバングラにはこういう厳しい状況に置かれた子どもや家族がたくさんいます.


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