Chobi Mela VII

2013年02月02日 23:01

金曜日,Chobi Mela VIIに出かけた.

Chobi Mela(チョビ・メラ=写真展)というのはダッカでほぼ隔年で開催されいている,
国際写真展のことで,世界各国の写真家の作品が数会場に分かれて展示されている.
また期間中,写真家による講演やワークショップも開催される.

例によってこういう文化的な催しはダッカ南部に集中しているので,
ちょっと夕方覗いてみる,ということができない.

そういう訳で時間があって道もすいている金曜日しか選択肢がないわけだけれど,
一番多くの作品が収集しているSilpakala Amademyに行ってみた.

Chobi Mela VII
Chobi Mela VII "FRAGILITY"


今回のテーマは“FRAGILITY”


印象的だった主題をいくつか挙げると,

インドでは人口バランスが崩れて結婚できない男性が増えているため,
女性を誘拐したり,買ったりして妻にしたという家庭のスナップショット,

ノルウェー,コンゴ,グアテマラ,そして日本といった国での,
レイプを含む暴力の犠牲者となった女性たちのポートレイト,

アジアの同性愛カップルたちのフォトシリーズ,

中国の工業化の影の部分である環境汚染とその弊害を伝える写真,

そしてエジプトでムバラク政権が崩壊し革命が進む様子の組写真,


などなど,ただでさえ今までタブー視されてきたような主題が見られ,
ましてイスラム国のバングラデシュでは非常にチャレンジングな作品が多かったように思う.
そして作品のクオリティはとても高い.尚更ワークショップに参加できないのは残念.

どれか一つでも覗けたら良かったけれど.参加したという知人のスペイン人は,
「それまでは写真というものにそこまで意識はなかったけど,このチョビ・メラとワークショップは
ものすごく印象的でとても素晴らしかった.作品との距離が近いオープンな感じもいい」と言っていた.
そう,バングラの展覧会では距離的にも心理的にも作品と観覧者との距離が近い.
なんというか,良い意味で気軽な雰囲気がある.写真も可だったりするし(会場によるが).

そして何と言ってもバングラのいいところは,こんなに充実した内容の写真展が入場無料!
こないだのゴヤ展もそうだったけど,日本だったら1,000円は絶対下らない.
しかも多会場に亘って開催されているというも運営管理が大変だろうによくやっていると思う.

2月7日までなので,お近くの方はぜひ.


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