10年前の「海外に暮らす バングラデシュ編」

2013年10月13日 18:02

学生の頃に登録したJETROのメールマガジン.

そのメルマガに「海外に暮らす」というリレー連載があり,
海外駐在している人がその国の文化や習慣などを紹介したり,
出張や商談のヒントなどをアドバイスするコラムがありました.

学生時代は今と違ってマメだったらしく,
メルマガのその連載部分だけテキストにコピペしてPCに保存していました.
今思うと,なんてマメなの自分!!

10年で随分と...(遠い目)
いやあの頃は学生だったから暇な時間がたくさんあったに違いないっ

それはさておき,まだ消去されていなかったデータを見返してみたら,
1つだけバングラデシュがありました.

無料のメルマガの連載だったものなので差し支えないと思いますのでここに転載してみます.

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◇世界のビジネス慣習(バングラデシュ)
~首をかしげたらOKサイン~

人口:   1億2,930万人(2001年)
人種構成: ベンガル人(98%),少数民族(2%,チャクマ族,マルマ族など)
使用言語: ベンガル語,英語
宗教:    イスラム教(88.1%),ヒンズー教(10.5%),仏教(0.6%),
       キリスト教(0.3%)

 まず,あいさつの方法だが,初対面の人と会った時は右手で握手をする。左
手は不浄の手とされているので,左手を出すのは失礼に当たる。握手の後は名
刺交換となるが,当地では中央省庁の幹部でさえも名刺を持っていない場合が
あるので,先方から「自分の名刺はない」と言われても驚かないでほしい。

 日本では初対面の人に年齢や家族構成,出身大学などを聞くのはかなり失礼
に当たるが,ここではむしろ,そのような会話から始まることが多い。悪意は
ないので,さらりと受け流す度量を身に付けたい。また,自分は大臣と近しい
仲にある,親せきに有力政治家がいるなどと自分の社会的地位を誇示する人が
多いが,これはあいさつの常とう句なので真剣に取り合ってはいけない。

<1日は3時間?>
 大企業の社長や中央省庁の幹部などと面会する際には,プライベートセクレ
タリー(PS)と呼ばれるスケジュール調整担当秘書を通してアポイントを取るこ
とになる。通常は電話で1~2週間前に連絡するだけでよいが,念のため手紙
を送ると確実さが増す。

 しかし,それでも当日の約束の時間に行ってドタキャンされるということが
しばしば発生する。訪問の前日に再度,電話などで確認しておくことが肝要だ。
PSが日程を調整する権限を持っているので,ボールペンなどのちょっとしたお
土産を手渡しておくと次回のアポイントに効果的だ。

 役所や大半の企業の業務時間は午前9時から午後5時となっているが,実際
にほとんどの職員が席に着いて業務が始まるのは10時以降だ。9時ぴったりに
電話をかけても電話交換手しか事務所にいなかった,ということがあり得る。

 また,昼間の休憩時間が長いことも考慮に入れておかねばならない。通常は
午後1時から2時30分までが昼間の休憩時間である。さらに5時までが就業時
間のはずだが,なぜか4時を過ぎると職員たちがソワソワし始め身支度を整え
て帰りだしてしまう。

 従って,1日の業務時間は8時間あるはずなのだが,アポイントが取れる時
間は午前10時30分~12時30分と午後3~4時の3時間に限られてしまう。

<夕食は夜食?>
 もしベンガル人に夕食に招かれた時は,昼食を遅めに食べるか,夕方に軽食
を食べておいた方がよいかもしれない。お茶を飲みながらしばらく歓談し,食
事がすべて整うのは夜9時すぎになるのが普通だからだ。

 お酒は法律により一般の店での販売が認められていないため,入手が困難で
ある。招かれた日はお酒は飲めないことを覚悟しておく必要がある。また,ベ
ンガル人はカレーなどを手で食べる。初めは抵抗があるかもしれないが,勇気
を出して同じように手で食べれば喜ばれることは聞違いない。

 招待する際には,豚肉を使用した料理を絶対に出してはならない。お酒もイ
スラム教の教えにより飲めないことになっているが,ほかにベンガル人がいな
い場合には飲む人も結構いるようだ。

 ビジネススーツを着ているベンガル人は少ない。ほとんどが襟付きのシャツ
ぐらいでネクタイも着けていない場合が多い。しかし,日本人はビジネススー
ツ姿というイメージが定着しているので,あまりラフな格好は望ましくないだ
ろう。

 お土産は,日本製の物であれば基本的に何でも喜ばれる。当地のメード・イ
ン・ジャパン信仰は極めて強く,値段が他国製品の1.5倍くらい高くても躊躇
(ちゅうちょ)せず日本製を買うベンガル人は多い。

<ジェスチャーは誤解の元?>
 当地にやって来た日本人ビジネスマンが最初に困惑する問題は,ベンガル人
のOKのジェスチャーである。当地のマナーでは首を横にかしげるしぐさがOKを
意味する。

 日本では,分からない時や自信がない時などの否定的な意思を示す際に使う
動作なので,ベンガル人に首をかしげられると,「これまで順調に交渉が進ん
でいたのに,なぜ首をかしげるんだ?(ダメなんだ?)」と誤解してしまう日本
人が少なくない。

 首をかしげるしぐさがOKということに慣れるのには時間が必要だ。バングラ
デシュには日本人が400人程度在住しているが,ベンガル人のように0Kの意味
に首をかしげるしぐさを使いこなせている日本人はあまりいない。

(西川壮太郎・ダッカ事務所)

重要ポイント
1.アポイントはプライベートセレクタリーを通して取る。
 訪問前日の確認が重要。
2.アポイントの時間は午前10時30分~12時30分と午後3~4時の間に。
3.ベンガル人に豚肉料理を出してはいけない。
4.首をかしげるしぐさは,OKのジェスチャー。


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既にメール本文は消去されていたので正確な日付は分かりませんが,
テキストファイルの保存日時から2003年8月23日頃のものと推測されます.

10年前ですね...


いや,全然かわっとりませんな,バングラ人.


まあ,10年やそこらで国民気質がそうそう変るわけではないので当然といえば当然.
強いて言えば,冒頭のこの部分;

"当地では中央省庁の幹部でさえも名刺を持っていない場合が
あるので,先方から「自分の名刺はない」と言われても驚かないでほしい"


ここは10年で変りましたかね.
現在では皆さんVisiting Cardの携帯は常識.
ビジネスの必須アイテムになっています.

ま,あとは日付と人口データだけ現在のものに変えて
今日原稿書きました,って言っても通じますわな.


コメント

  1. shopno | URL | -

    Re:10年前の「海外に暮らす バングラデシュ編」

    私がダッカに住んでいたのは20年近く前になりますが、初対面で「Nice to meet you! ベトン コト(給料いくら)?」と聞かれたことが何度かあります。「内緒」と言って、教えませんでした。

    挨拶直後の「結婚してる?」「子供何人?」のパターンも多かったかな。
    こっちが外国人だと思うと、あいさつがなぜか英語なのも多かった。

    先にあいさつを交わした人の質問に答えたのを隣で聞いていても、次の人も同じ質問を繰り返すのが、不思議でした。

  2. Naoko | URL | -

    >shopnoさん

    彼ら,外国人にはすぐに「ベトン コト?」って聞いてくるくせに,こっちが聞くと渋りますよね.
    定番の質問は,本当に学校で教えているのか?というくらい版で押したように
    皆同じ質問をしてきますよね.特にCountryへの拘りは異様なくらい.
    なので最近は向こうから国を聞かれる前にこっちから田舎を聞いてやります.
    対バングラ人用「デシュ返し」.意外と効きます.

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