'My mother and I are married to the same man': matrilineal marriage in Bangladesh

2013年12月07日 13:01

もう半年くらい前ですが,イギリスの大手新聞The Guardianの日曜版「The Observer」に,
バングラデシュの少数民族マンディの結婚習慣についての記事が載りました.

'My mother and I are married to the same man': matrilineal marriage in Bangladesh

The Observer 02 June 2013 Photo by Eric Rechsteiner

オンライン頁でのコメントは170ほどついているのですが,
ロクなコメントがほとんどない.というか,削除コメント多過ぎ..


この記事はクーリエ・ジャポンの2013年10月号でもPICK UPされ,

バングラデシュに今もの残る“奇習”
「15歳の私が父と寝た日から,母はライバルになったのです」


というセンセーショナルなタイトルで紹介されていました.

内容については,母と娘が同じ男性と結婚するというマンディの結婚習慣についてです.
興味のある方はThe Observerのリンクか,クーリエ・ジャポンをご覧いただくとして
このマンディという少数民族は,「ガロ」という呼称の方がよく知られています.

ダッカでは家事使用人やドライバーとして外国人に好まれています.
穏やかな気性と,豚を扱えるのでコックとしても重宝されています.

もともとタンガイルのモドゥプール森林地帯とマイメンシンに多く住んでいて,
歴史的に集団でキリスト教へ改宗したため.ほとんどがクリスチャンです.
モンゴロイド系の民族なので東南アジアにいそうな顔立ちをしています.
伝統的には母系社会ですが,近年ではその特徴もかなり失われつつあると聞きます.


母系社会を維持するために母親の夫がなくなった場合に娘の夫(婿)と結婚する,
もしくは未婚の娘と同時に同じ男と結婚というのを聞いたことがありますが,
母の再婚相手(義父)と結婚する場合もあるのですね.

ここに書かれている風習は,おそらく現代のマイメンシンの街や
ダッカのガロ・コミュニティではあまり残っていないのではないでしょうか.

イスラム国であるバングラデシュで母系社会を維持するのは難しそうですし,
閉じられた社会で同族集団の中にいるうちには受け入れられていたことも,
外の情報が入ってくる現代では,若い女性(娘の方)が特にこの慣習を
受け入れられなくなってくるのではと思います.


バングラデシュは世界的に見ればかなり均質性の高い国ではあると思いますが,
それでも様々な少数民族がそれぞれの慣例・風習を持っていて,やはり一口には語れないですね.


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